外断熱改修工事

ジーシールドの外断熱改修工事

外断熱改修工事のご提案

日本ハウス株式会社ジーシールド事業部では、県営住宅や市営住宅、マンション・団地などの集合住宅や、低温倉庫、工場などの大規模建築物から戸建て住宅まで使用できるGS外断熱パネルの販売・施工をしております。外断熱改修をすることで、建物内部の住環境や熱環境が改善され、暮らしやすい、働きやすい空間を実現できます。

外断熱改修すると、屋外環境の影響を受けにくくなります。その結果、結露防止・カビの抑制になります。そのうえ優れたコンクリートの蓄熱性を最大限に活かせます。構造躯体の蓄熱性を利用することで、室内環境のエネルギー効率が良くなり省エネに貢献できます。
また、外壁をGS外断熱パネル(表面材:GRC)にすることで、風雨などの過酷な外部環境から躯体を保護し、建築物の長寿命化を実現できます。

外断熱改修は、居住者は生活したまま断熱改修工事を行うことが出来ることもメリットとなります。

住環境の改善、建物の資産価値向上、建物の長寿命化、LCC(ライフサイクルコスト)・ストックマネジメントの計画でも外断熱は優位な工法といえます。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、脱炭素の取り組み内容としても建築物の断熱性の向上は重点対策とされています。

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1年中快適な住まい(イメージ)

なぜ外断熱は省エネルギーに有利なのか

建物の省エネルギー性能を高くするうえで、断熱材の計画、断熱の補強は必須事項になっております。
内断熱・外断熱ともに断熱性能を高め施工した場合、外断熱工法であれば、コンクリートの躯体を蓄熱層として利用できるのです。暖まりにくく冷めにくいコンクリートの特性をうまく利用することで冷暖房費を抑えることができ、省エネルギーに貢献できます。
併せてペアガラスや樹脂サッシなどを採用することで熱の損失を防ぐことにより高い断熱性能となり、更なる省エネルギー効果を得ることができます。

  • 外断熱工法
  • 内断熱工法

結露は見えない部分で発生している

結露は空気が含む水分が屋外と屋内の温度差により、飽和水蒸気圧を超えると水としてでてきます。
多くの結露は目に見えない躯体の内部で発生しており、これを内部結露といいます。
内部結露は北海道などの寒い地域だけの問題ではなく、地域区分7の宮崎市でも結露が発生している可能性があります。外断熱工法では、屋外側を断熱材することにより屋外環境の影響を直接躯体に伝えにくくすることで、室内側に結露が発生することは、ほとんどありません。
目に見える部分で結露が発生している場合は断熱材の補強や室内環境の見直しが必要な場合があります。

内部結露分布図 地域区分1
内部結露分布図 地域区分7

カビは水が好き、ダニはカビが好き

壁の内部や見えない場所で結露が発生するとなかなか乾かず、カビが発生し、そのカビを食べるダニも発生します。また木材などの建材(材料)も腐朽菌によって腐ります。
『いつのまにか床が腐っていた』『押し入れの中がカビだらけだった』などよく聞く話ですが、これらの原因はほとんど水が原因で発生します。未然に防ぐには水分が発生しにくい室内環境を用意する必要があるのです。

建て替えではなく維持保全、資産価値の向上(バリューアップ)へ

最近では外断熱工法を新築時から計画される建物が増えてきました。これは断熱性能の向上も含め、建物を長期にわたって良好な状態で運用していくことがスタンダードになってきたからです。
この考え方は既存の建物も同様です。省エネの為の断熱改修、維持保全の為の改修工事は建物の長寿命化・環境問題を含めて計画的に考えていく必要があります。

既存建物の資産価値向上のひとつに外断熱改修があります。外断熱パネルにより既存躯体を保護することで劣化(中性化・鉄筋の腐食・気温での膨張収縮・水分の凍結による亀裂発生)の抑制が期待できます。さらに住環境の改善、建物の資産価値向上、建物の長寿命化が図れます。

長寿命化による国民の住居費負担の軽減効果(共同住宅での試算)
長寿命化による国民の住居費負担の軽減効果(共同住宅での試算)

北ヨーロッパのスタンダード「外断熱工法」

ヨーロッパ・北米のコンクリート住宅は、ほとんどが外断熱となっています。外断熱工法が、コンクリートの蓄熱効果を活かした省エネ効果の高い断熱工法だからです。
また、街並みをそのまま受け継ぐヨーロッパでは、長く構造体を守るという点でも外断熱改修が選ばれています。スクラップ&ビルドを繰り返してきた日本でも、ストックマネジメントの概念が普及し、建物の維持保全にむけた動きにシフトしてきました。成熟社会においては長く使うことが当たり前であり、早々に解体、除去されゴミとなったのでは、経済的観点からみても、地球環境の観点からも、持続可能な社会は形成できません。良質な住宅ストックは、世代を超えて利用することが可能であり、住宅を長持ちさせることで生まれる「ゆとり」は、豊かさを実感できる社会を実現でき、良質な住宅は、社会にとって資産となります。

滅失住宅の平均築後年数の国際比較
滅失住宅の平均築後年数の国際比較

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