技術資料

エネルギー基準について

住宅の省エネルギー基準

地域区分

日本の国土は南北に細長く、地域により気候が異なります。そのため全国を8つの地域に分け、各地域ごとに外皮の基準、一次エネルギー消費量の基準を定めています。

地域区分 都道府県名
1、2 北海道
3 青森県、岩手県、秋田県
4 宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県
5、6 茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県
7 宮崎県、鹿児島県
8 沖縄県

※同一県内であっても地域区分が異なる場合があります。詳しくは、国土交通省ホームページ等でご確認ください。

外皮の熱性能基準には、断熱性能を示す「外皮平均熱貫流率UA」と日射遮蔽性能を示す「冷房期の平均日射熱取得率 ηAC」があります。建設地の地域区分により基準値が定められており、その基準値以下になるよう求められています。

地域区分に応じた基準値
地域区分 1 2 3 4 5 6 7 8
外皮平均熱貫流率 UA[W(/m²K)] 0.46 0.56 0.75 0.87 -
冷房期の平均日射熱取得率 ηAC[-] - 3.0 2.8 2.7 3.2
地域区分別断熱材厚さ早見表
住宅の種類 断熱材の
施工法
部位 断熱材の熱抵抗の基準値(W/m²K)
地域区分
1・2 3 4・5・6・7 8
鉄筋コンクリート造
などの住宅
外断熱工法 屋根又は天井 3.0 85 2.2 65 2.0 60 1.4 40
1.8 55 1.5 45 0.9 30 - -

(外気に接する部分)
2.2 65 1.8 55 1.5 45 - -
木造枠組壁工法
または鉄骨造の住宅
外張断熱工法
または
内張断熱工法
屋根又は天井 5.7 160 4.0 115 4.0 115 4.0 115
2.9 85 1.7 50 1.7 50 - -

(外気に接する部分)
3.8 110 3.8 110 2.5 70 - -

カネライトフォーム®スーパーE-IIIを使用した場合の断熱材厚さ(単位:mm)

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